一般社団法人
いざなぎ流伝承研究会(仮称)
国重要無形民俗文化財にも指定された「いざなぎ流」を後世に遺すために伝えていくための「太夫」を育てていく必要があります。
そこで、2024年度中に、現在も高知県香美市物部地区に伝わる
『いざなぎ流』の研究と伝承を続けていくための「一般社団法人」を立ち上げて、国重要無形民俗文化財の文化継承をこの団体で行なっていきたいと思います。
『いざなぎ流』とは、高知県香美市(旧物部村)に伝わる巫女信仰・神道・仏教・修験道・陰陽道が混在した民間信仰です。
古い祭儀や祈祷、神楽の方法を伝えており、その重要性から「土佐の神楽」のひとつとして昭和55年(1980年)に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
『いざなぎ流』には、神の由来を物語る様々な祭文や、何百種類もの神々の形を切り分ける御幣、土俗的なデザインの仮面、猟師や杣など土地に根差した呪術など、実に多様な要素が見られます。
そのため、現在、日本全国はもちろん、海外からも、注目を集めている民間信仰です。
しかしながら、『いざなぎ流』をはじめ、物部町や物部川流域の民族・歴史文化は、後継者の激減や深刻な過疎により消滅の危機に瀕しています。
『いざなぎ流』を特徴づける祭儀や神楽は一般の人の目に触れることが少なく、また、祭文を記した帳面や資料なども散逸の危機に瀕し、かつての生活や文化の言い伝えや昔話を語ることのできるお年寄りも少なくなってきました。
少子・高齢化に伴う「文化の消滅」がこの地にも迫ってきているのです。
ただし、世襲制ではなく、なりたい!と望む、求める人は師匠に弟子入りをすれば伝授してもらうことができます。
今後、この文化財を遺していくための成り手は誰もが伝授を受けることができる対象でもあるのです。
そこで、『いざなぎ流』を保存・伝承・研究をするために(仮称)『いざなぎ流伝承研究会』を一般社団法人として設立し、『いざなぎ流』を物部町の文化的バックボーンのひとつとして受け継いでいくための様々な方策、成り手の育成を講じていく予定です。
具体的には…
①『いざなぎ流』博物館の設置
②御幣展示館
③祭文データセンター
④『いざなぎ流』専用祭壇の設置
⑤神楽の定期的演舞会の開催
⑥記録映像・写真の収集と展示
⑦『いざなぎ流』の学術的研究の推進
⑧全国・全世界のファンクラブの創設
⑨イベントの開催
などなど。
具体的な国重要無形民俗文化財『いざなぎ流』の保存と伝承に向けた取り組みを行って参ります。
これらの活動が、『いざなぎ流』のファンを増やし、ひいては、移住者の増加や担い手の増加につながり、物部地域文化の継承や地域おこしに資していきたいと思います。
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【定款】
<第1章 総 則>
(名称)
第1条 この法人は、一般社団法人いざなぎ流伝承研究会と称する。
(事務所)
第2条 この法人は、主たる事務所を高知県に置く。
<第2章 目的及び事業>
(目 的)
第3条 この法人は、高知県に伝わる「いざなぎ流」の
保存・伝承・文化研究及び過疎地域の活性化、移住・定住者を
増やす取り組みを目的とする。
(事 業)
第4条 この法人は、前条の目的に資するため、次の事業を行う。
- いざなぎ流博物館の設置
- いざなぎ流御幣展示館の設置
- 祭文データセンターの開設
- 物部いざなぎ流神楽の定期演舞会の開催
- いざなぎ流記録映像及び写真の収集と展示
- いざなぎ流の学術的研究の推進
- いざなぎ流ファンクラブの創設
- いざなぎ流伝承者の育成と担い手及び移住者の支援
- いざなぎ流伝承者及びファンクラブ会員等のインターネットコミュニケーションの構築
- 各種イベントの開催
- 各種メディア、インターネット、SNS等を通じた啓蒙活動及びPR活動
- 地域活性化のための宿泊事業
- 地域活性化のためのレストラン事業
- 地域における自然体験型事業
- その他前条の目的を達成するため必要な事業
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会費は、年間10,000円です。
入会金はなく、年会費のみです。
会員様には、いざなぎ流を研究していく中で全国の先生方のお話などをお伝えしながら御幣切りなどの体験などもお伝えできればと考えています。
ご不明な点は、下記の設立準備の問い合わせ先までご連絡ください。
【設立準備の団体窓口&問い合わせ先】
一般財団法人アースキーパークリスタル協会
住所:〒780-0822 高知県高知市はりまや町1-7-7 川村ビル6階
TEL:088-854-7755
FAX:088-856-9113
Mail:info@earthkeepercrystal.com
(※設立後、連絡先は一般社団法人へと変更になります)